Activity Report
国内外の地域医療を医療、保健の視点から学び、実践することで地域に貢献する
【2016/12/15】母親学級と古着の寄付
先日、病院の妊婦健診でも、母親学級と古着の寄付のプレゼントを行ってきました。前回訪問した山奥の村より、妊婦さんたちは異常時のサインについて理解しているようでした。病院では、山間のヘルスポストよりもスタッフが多くおり、月に1~2回程度母親学級を開いています。その影響もあって妊婦さんたちの知識が高かったのかもしれません。しかし、その母親学級も、タイ語の教材で行っているため、病院スタッフも妊婦さんたちが使っている言語のカレン語での資材がほしいと考えています。
プロジェクトではカレン語や絵だけで分かる資材づくりを一緒に行っていこうと、病院スタッフと話し合いを重ねています。病院スタッフもヘルスポストのスタッフも、この地域のために、妊婦さんたちのためにと熱い思いを持っています。その思いを一緒にもってこの地域に私たちも携われたらと考えています。
また、今回、北海道のピースボールアクションさん(https://www.facebook.com/peaceballactionhokkaido/)の学生さんから、日本のサッカーイベントで寄付として集めたサッカーボールを頂き、山奥の地域の子どもたちへ寄付させていただきました。病院スタッフに託し、1月に病院スタッフが開催する、山奥の村の子どもたちに向けたイベントで渡していただくこととなりました。写真と共に後日その報告をさせて頂きます!
【2016/12/14】病院、ヘルスポストのスタッフとのワークショップ開催
ターソンヤン病院では、病院内で妊婦健診をするだけでなく、山間の地域のヘルスポストへも出向いて行っています。日常的にはヘルスポストが関わり、病院から往診をする日は、医師も同行して超音波の検査を行います。病院内では妊婦健診時に母親学級を行い、妊娠期や出産後の知識の提供を行っています。
しかし、ヘルスポストはスタッフの数も少ないうえに、妊婦さんも多いため、知識提供をする機会を作ることが難しいという現状があります。病院スタッフやヘルスポストのスタッフと協働して、妊娠期に病院受診するタイミングについてのワークショップをしました。妊婦さんに実際に、どの症状があったら病院受診をするかを貼ってもらいました。腹痛だけでは意外と我慢してしまうことがわかったりと新たな発見がありました。短い時間で行ったので、十分な情報提供というわけにはいかないですが、妊婦さんたちは集中して、みな見入ってくれました。最後に、参加者全員に、日本で寄付として頂いた、ベビー服の古着をプレゼントしました。古着のプレゼントにも喜んで頂きました。
スタッフと協働しながら少しずつ活動が出来たらと思います。